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黄昏ミュージックvol.109  アイ・スウェア、アイ・リアリー・ウォンテッド・トゥ・メイク・ア・“ラップ”・アルバム・バット・ディス・イズ・リテラリー・ザ・ウェイ・ザ・ウィンド・ブルー・ミー・ディス・タイム/アンドレ3000

黄昏ミュージックvol.109  アイ・スウェア、アイ・リアリー・ウォンテッド・トゥ・メイク・ア・“ラップ”・アルバム・バット・ディス・イズ・リテラリー・ザ・ウェイ・ザ・ウィンド・ブルー・ミー・ディス・タイム/アンドレ3000

 とある媒体から執筆&イラストレーション制作をオファーされ、コーナー内容を自ら決めたのだが、それに従い同ジャンルを駆け足にあらい直してみた。
 その主題は、“アンビエント・ミュージック”。
 エリック・サティの、“家具の音楽”を出自に、ブライアン・イーノの1978年リリースのアルバム「アンビエント1:ミュージック・フォー・エアポート」でほぼ、その雛形は出来上がった。
 その後は“ニューエイジ・ミュージック”という分派が現れ商業的な成功も収める。
 同時期、クラブ側からもチルアウト・ミュージックという分派も表出し、斬新なサンプリングやリズムの強化で進化は進んで行く。
 ここまでが概略だが、締めの部分で当然、現在、未来への展望を述べなければならないのだが、そこで、他の“ジャンルからの参入”と“観念的ものからの脱却”として本作を引用させてもらった。
 ヒップホップ・デュオ、アウトキャストのラッパーであり、俳優アンドレ・ベンジャミンとしても活躍するアンドレ3000が、ラップからフルート奏者に転身したアンビエント・アルバムの冒頭曲。過去の同ジャンルにはみられない身体性を伴う深い魂の振動が克明に見られる、近年のアンビエント・ミュージックの大傑作と断言できる楽曲なのである。(se)