黄昏ミュージックvol.59 ラバーボーイ/イルカ
黄昏ミュージックvol.59 ラバーボーイ/イルカ
感染数がやっと減少し当店DJ現場もレギュラー&ゲストDJの通常体制が復活し日常を取り戻しつつある。
先日は無期限延期になっていた世界的にも希有な和物DJのパイオニア、コモエスタ八重樫氏を迎えることができた。選曲ももちろんだが氏との音楽を中心とした雑談がその際の筆者の楽しみの一つなのだ。
今回、この項でも過去何度か記した“クルアンビン以前以降”にも話が及び、筆者が東南アジア、東アフリカ、在欧州トルコ移民などに、その周辺音楽を求めたいたのだが、氏は中南米、特にクンビアにその周辺を求めたいたことは驚きだった。
さて、肝心の選曲だが、筆者が失念したいた和製セカンドラインをその夜思い出させてくれた。それが今回取りあげる『ラバーボーイ/イルカ』である。
この曲の魅力はやはりアレンジの妙。編曲者、石川鷹彦の手腕によるところが大きい。ニューオリンズ風味なリズムアレンジに乗るヴァイオリンがなんとも心地よい。
因みにこの楽曲は大ヒットチューン『なごり雪』のB面として認識している御仁が多いことを付け加えておこう(se)