黄昏ミュージックvol.44 落ち葉のコンチェルト/アルバート・ハモンド
黄昏ミュージックvol.44 落ち葉のコンチェルト/アルバート・ハモンド
こんなに秋の訪れを待ち望んだ夏もそうそうない。
猛暑とマスクはどうみてもミスマッチなのだ。
そんなやっと訪れた秋に、季節感全開の楽曲を今回はピックアップした。
今や、ガレージロック・リバイバル・ムーブメントの代表格ザ・ストロークスのギタリスト、アルバート・ハモンドJr.の父親と言った方が通りがいいのだろうか?空前のメガヒット「カリフォルニアの青い空」で知られるイギリス人シンガーソングライター、アルバート・ハモンドの秀曲「落ち葉のコンチェルト」。
この時代の洋楽シングルはなかなか香ばしい日本タイトルが付けられていて、それはそれで捨てがたいので、例外として今回は全て邦題で通させてもらうが、実は原題は、某宗教法人のキャッチフレーズとほぼ同意で、街角の所々で見られる例の“あれ”なのだ。
しかし、日本語の持つ磁力なのか、京都嵐山辺りが色付くその場で流れたら強い互換性が生まれる代物なのである。
なんだか、ハモンド氏をちゃかすようにも受け取られかねない逸話で埋まってしまったので、氏のソングライターとしての輝かしい業績を記して本項は終ろう。
「ザ・エアー・ザッツ・アイ・ブレース/ホリーズ」、「ウェン・アイ・ニード・ユー/レオ・セイヤー」、「アイ・ニーズ・トゥ・ビー・イン・ラブ/カーペンターズ」他多数(se)