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黄昏ミュージックvol.104  ハーレム・リヴァー・ドライヴ/ハーレム・リヴァー・ドライヴ

黄昏ミュージックvol.104  ハーレム・リヴァー・ドライヴ/ハーレム・リヴァー・ドライヴ

 ライブ体験したレジェンド達が次々と天へ召される時代となった。
 ラテンからサルサへと変容する時代の風雲児エディ・パルミエリが先日鬼籍に入った。
 イノベーターを地でいったパルミエリに相応しく敢えてレア・グルーブの文脈で評価高い本作でその偉業を僅かながら辿りたいと思う。
 本作はパルミエリが率いたファンク・バンドの唯一のスタジオ録音アルバムの人気トラック。
 意外にもリリース期にはあまり評価が芳しくなかったが、その後、DJ、レアグルーヴの愛好家の間で徐々に評価を上げ今やフロアーでのダンスチューンの定番となっている。
 ファンクとアフロキューバンサウンドを統合し真正ニューヨーク・サウンドを構築したメンバーは、モンゴ・サンタマリア・バンドのビクター・ベネガス。パルミエリの弟チャーリー・パルミエリ。後にフランク・ザッパのバンドに参加するブルース・ファウラー。他ランディ・ブレッカー、バーナード・パーディと名だたる演奏家から選び抜かれた強者の名を見るだけで珠玉のグルーブが聴こえてくる。
 エディ・パルミエリの残した音楽は今日も流れ続ける(se)
(se)