
Sohmei Endoh Exhibition [極東画:Someday in the Rain.〜ある雨の日〜]

Sohmei Endoh Exhibition [極東画:Someday in the Rain.〜ある雨の日〜]
期間:2025,3/3(Mon.)〜5,31(Sat.)
観覧時間:月〜金 11:00〜23:00(L.O.22:00)
土 15:00〜24:00(L.O.22:30)
日曜休み
観覧料/ワンオーダーが必要になります。
展示内容/最新シリーズ[極東画:Someday in the Rain.〜ある雨の日〜]シリーズよりジークレー版画10点、 [TOKYO203X]シリーズよりジークレー版画17点
※全作品初の展示となります。
展示全作品が「ギャラリー ラナイ」オンラインショップでもご購入可能です。
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[極東画:Someday in the Rain.〜ある雨の日〜]シリーズ
[TOKYO203X]シリーズ
[展示作品ポストカード10枚セット]
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「雨の記憶」
いねむりをしていた。
遠い昔に放浪した南太平洋の夢を見た。
私はパゴパゴのレインメイカーホテルに深夜辿り着いたばかりだ。サマセット・モームがここで書いた短編のように、古いコロニアルな建物の屋根に雨は降り続く。
部屋の窓をあけると、真っ黒な南太平洋からのひどい湿気で、ゼンソク持ちの私の喉はひゅうとかすれた。私は絶望的な気分だったが、連れの女は「あら、雨だわ」とアーマ・トーマスが歌った「イッツ・レイン」のようにキラキラしていた。
河内一作(アダンファーム代表、バー希望オーナー)
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なぜ故か?東京で雨に浴びると、急にその雨に含まれる“江戸”の記憶を感じる時がある。
幼少より見ていた時代劇の影響なのか?私だけかも知れないが、雨にはそんな効用が確かにあるのだ。
海外の絵画ではアレックス・カッツ、国内では歌川広重が一番に脳裏に浮かぶが、名作多数な雨の絵をよく自分も描くようになっ たと、そんな気を持てたのは江戸の記憶がバッサリと潔く途切れる、雨上がりの爽快な気分同様、描いた後の”元い”への誘導ではないか?
その誘導は更なる制作へと自身を導くのだ。
2025年2月 江戸にて エンドウソウメイ
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エンドウソウメイ:プロフィール
静岡県沼津市生まれ。1985年よりイラストレーターを職業とし、木版画を中心に、「ウォーマット横浜」(複数年担当)、「アースデイ東京」などのイベントポスター。ザ・ミーターズ、アート・ネヴィル、ジャコ・パストリアス、ジャニス・ジョップリン、直近では人気急上昇中のカナダの女性ジャズシンガー、ケイティ・ジョージのジャケットなどワールドワイドな媒体にビジュアル提供及びデザイン担当。国内では、音楽専門誌「ミュージックマガジン」、「バットニュース」など音楽と真摯に向き合うマガジンに多数寄稿。ジャケットワークとしては、スーパー・バター・ドック、GOMA & The Jungle Rhythm Section、s-ken+PE’Z(配信用アイコン)、ダージリン(Dr.Kyon&佐橋佳幸)、Jagatara2020などミュージック・ジャンキーの試金石的ドープな音楽性を誇るアーティストのビジュアル及びデザインを担当。90年代からは前述に並行し、ライター、インタビュアーも兼ねるようになり、全編インタビュー書籍に、「いつの日かダブトランペッターと呼ばれるようになった/こだま和文」(企画、装丁画も担当)がある。DJとしての活動も1979年開始とキャリア中一番長く、90年代はレジェンダリーな都内クラブでレジデントとして多数プレイ。現在も「奥渋/バー希望」限定でその活動も継続中。また、ブッツキング・ディレクターとして、多くの音楽ライブ、トークショーの企画制作者の横顔も持つ。
南洋ギャラリー
東京都渋谷区神山町7-8
7-8 Kamiyama-cho Shibuya-ku Tokyo
Phone:03-5465-7577
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