黄昏ミュージック番外編2 Chage Your Life/Rip Rig + Panic 他
黄昏ミュージック番外編2 Chage Your Life/Rip Rig + Panic 他
80年代後半に「東京ソイソース」というレジェンダリーな音楽イベントがあった。
主要バンドは、当時世界基準の最新のグルーブ、ダンスミュージックを標榜した、ミュートビート、じゃがたら、s-ken&ホットボンボンズ、トマトスという4バンド。そんな強い個性を持つそれぞれが奇跡的に集結し、幕間では黎明期の東京のナイトシーンを代表するターンテーブル使用のユニットがDJタイムとして場を盛り上げるという、過去ない先鋭的イベントであった。
そんな、ミュートビートとホットボンボンズのフロントマン(こだま和文、s-ken両氏)を囲む夕べが1週間にそれぞれ「おふく」で行われ、筆者は全責任選曲を担うこととなった。嬉しい事である。
それぞれありがたいことに、プライベート、取材と多くのロゴスを頂いたお二人であるので、かなり細かい部分での選曲をさせて頂いた中、かくかくの1ブロックをここで録って出ししてしまおう。
s-ken氏は今、プロデュース真っ最中の女性5人のオルタナティブ・ファンクバンド、ビンバンブーンの音楽性を基盤にした選曲部分。(上記プレイリスト参照※この日、ビンバンブーンのメンバーが一番反応していたのは『Theme de yoyo/Art Ensemble Of Chicago』)
一方、ダブマエストロ、こだま和文氏は、実は愛して止まない、70’s米日女性シンガーソングライター的側面の1ブロックで。※下記(この日、一番、氏が反応したのは『Tendly (Sax Version)/Roland Alphonso Meets Good Baites With Pianica Maeda』。『このトラックは今後、スタンダードに確実に成り得るね、やはり素晴らしい』と仰っておりました)
こんな遊びの場に於いても、お二人の幅広く研ぎすまされた創造性を感じずにはいられなく、やはり、サディスティック・ミカ・バンド、ティン・パン・アレー以降、日本人としての自前のグルーブを推進したのは、前述4バンドと言い切ってよいとまたしても再確認する次第である(あとボ・ガンボスもね)
(se)