さよならクーリーズ、さよなら八十年代
さよならクーリーズ、さよなら八十年代
ポジティブに生きよう
いざこざばかりの毎日なんて
悪魔にお祈りするようなもの
なぜ助けあおうとしないのかい?
もっと楽になれるのに
ジョン・レノンが亡くなった翌年、一九八一年の春に最初の「クーリーズ・クリーク」は
高樹町にオープンしました。ぼくはまだ二〇代、ほんの駆け出し。
その年の五月に今度はボブ・マーリィが亡くなりました。
一ヶ月後にクーリーで「ボブ・マーリィ追悼イベント」をやりました。
詩人白石かずこさんの朗読と映画「ロッカーズ」の上映。当時ジョンとボブが続けて亡くなりましたが、
それでもぼくらは彼らの遺産が世に引き継がれ、これからなにか平和な未来を漠然と感じていました。
ボブの「ひとつの愛」を、ジョンと清志郎の「イマジン」を、ネーネーズの「黄金の花」を聴いて
旅に出たあのとき
原発が止まることを
戦争が終わることを
ぼくらは信じていたのです。
しかしあれから四十年、社会はもっと困ったことばかり。
もう一度「ひとつの愛」と「イマジン」を聴いてみよう。
北朝鮮のみなさんに、イスラム国のみなさんに、ボブとジョンと清志郎のソウルを届けよう。
ネーネーズの「黄金の花」をトランプ氏と安倍さんに届けよう。
白金クーリーズ・クリークは九月二十日で終了いたします。考えたら高樹町、白金時代を共に経て、
ぼく自身が一番多くのことを学んで来たのかもしれません。これでやっとぼくは狂乱の八十年代、
あのマボロシから解放されそうです。やれやれ。
長い間クーリーをありがとう。
またいつかココロのパラダイスで会いましょう。
白金クーリーズ・クリーク
オーナー 河内 一作
Special Thanks
馬上さん、ケンさん、大口ひろしさん、白石かずこさん、小西くん、三木くん、須藤ちゃん、吉村くん、
マーサ、ユウスケ、ダイスケ、シューウシ、ヒロミ、セイちゃん、小野カメちゃん、須川ユミさん、
サンディーさん、佐野史郎さん、福田勝さん、ブルース・オズボーンさん、ピーター・バラカンさん、
クーリーのみなさん、そしてアダンのみなさん
Illustration by SOHMEI ENDOH
南洋ギャラリー
東京都渋谷区神山町7-8
7-8 Kamiyama-cho Shibuya-ku Tokyo
Phone:03-5465-7577
Google Mapをみる >>