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黄昏ミュージックvol.79 クレール・ドゥ・リュンヌ/リッチー・モール
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黄昏ミュージックvol.79 クレール・ドゥ・リュンヌ/リッチー・モール
こうも猛暑が続くと、音の力も借りないと日常生活にも支障がでる。
過去、その年々でハマった夏の音響があったが、周を廻り、またストリングス系のロングトーン、ツルッとしたモーグの単音やエレピの響きに本年は涼を感じている。
そう、ロニー・リストン・スミスやアジムスなどの“あれ”だ。
中でも如何わしさがナンバー・ワンのリッチー・モール(キダ・タロー氏と同一の髪型)の隠れた名作「ディープ」がこの夏のハードローテである。
ディスコ全盛期、あのリッチーファミリーで莫大な富を得たプロデューサーと云った方が思い出す方々が多い御仁だが、メッカ、フィラデルフィアを拠点にしていただけあり、そのアレンジ能力は当然本物で、本作「クレール・ドゥ・リュンヌ」でも前述マテリアルは勿論、ボコーダー系の潜り込む音色、長々、インストを通したゆえの女性コーラスで〆る構成力、ただただその早すぎたセンスには脱帽だ。
さて、今後ありうる長い残暑も鑑み、本日も「クレール・ドゥ・リュンヌ」から発せられる涼で身体に潤いを与えようか(se)