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黄昏ミュージックvol.65  イッツ・レイニング/ダーツ

黄昏ミュージックvol.65  イッツ・レイニング/ダーツ

先日、通称『サルパラナイト』が熊本からその主、吉村実幸氏をお迎えし賑々しく行われた。昔、南青山にあった伝説の音楽酒場『サル・パラダイス』は吉村氏の音楽マニア体質に合わすように他のクラブとは一線を画すDJたちが集った。中でも印象深いのが当時専業ミュージシャンの松竹谷清氏(ex.トマトス)。今回は残念ながら招待できなかったが、清氏は皆が忘れていた小ヒットを発掘するのが非常に上手であった。そんなことを思い浮かべながら浮上したのが今回の上記楽曲だ。
 少々強引だが、イギリスのシャ・ナ・ナと云えるドゥーワップやオールドR&Bをリメイクする70年代に活躍したバンドがダーツであった。
 本作、『イッツ・レイニング』は、かの『スタンド・バイ・ミー』を彷彿させるミッドテンポな」リズムプロダクションで、メロディックなコーラスワークが売り物の秀作だ。メンバーのほとんどを白人が占める所以の効用か?ナチュラルにブルー・アイド・ソウル感がにじみ出ているところが正当でないがゆえの不思議な魅力を感じるのは筆者だけだろうか?(se)